どうも、不妊治療をしている小兎です
さて、随分前回の日記から時間が経ってしまいましたが、今回も不妊治療について書いていきたいと思います
前回の人口受精が失敗に終わり
我々はついに体外受精をすることにしました
というわけで、今回は
- 体外受精について
- 不妊治療の過酷さ
などについて話していきます
体外受精
2022年に4月より不妊治療が保険適用されるということで、病院側から
人工受精を続けるより、体外受精に切りかえみてはどうか?と打診され
夫婦で話しあった結果
体外受精をすることになりました
体外受精とは
簡単に言うと
女性の卵子と男性の精子を体の外で受精させ、受精卵ができたら再び女性の中に戻す方法のことです
言葉では簡単ですが、実際に行うとそれはそれは大変な作業なわけであって
もしかしたら不妊治療をしている方々にしかわからない苦しみかもしれません
そして、この受精卵を戻すまでの一連の流れは本当に大変であり、
その大変さを背負うのが女性なわけです
体外の受精の流れは以下の通りです
卵巣刺激から妊娠判定まで
この一連の流れの間に、不安や苦渋が待ち受けており
毎日毎日不安な日々が続き、それでも子供を授かることができない場合も多いわけです
今回は医学的な視点ではなく、我々夫婦の話をしていきたいと思います
排卵誘発
上記の図にもあるように、まず卵巣刺激(排卵誘発)するために妻は、飲み薬を服用し、さらには注射も打ちます
注射は頻繁に打たなくてはならず、仕事を終わりに行ったり
採卵前には夜の10時半という時間指定もある注射があり、わざわざ打ちに行かなければならないわけです
これだけでも大変な上に、薬の副作用も生じこの期間もとても大変なわけなんです
イライラしたり、食欲がなくなったり、倦怠感で体がだるかったり
体に負担をかけて、さらにストレスもたまるわけです
そして、私の妻の場合は1回目の排卵誘発の際、腹水にも見舞われました
薬の副作用や受診の多さに加え、腹水のしんどさもかさなり
気分はかなり悪かったようです
そして採卵の際、排卵誘発の薬が効きすぎたのか、卵が30個もできお腹はパンパンに腫れていました
採卵
そして、その卵30個を採卵する日が来ます
そして麻酔をする前に浣腸され、排泄物を出さなければなりません
その後に麻酔を行い、眠っている間に採卵します
約3時間ほど、麻酔の効果で眠っており
起きた時にはフラフラです
私はそのフラフラの状態の妻を病院まで迎えにいきます
今回は腹水の影響もあり、普通の採卵時の負担によりもさらにしんどい状態でした
採卵後の仕事も1週間ドクターストップがかかり、腹に溜まった水が抜けるまで自宅で静穏しなければなりません
本当に辛かったと思います
そして、あとは採卵した30個の卵に私の精子を入れ、受精されるの待つのみ
受精し、受精卵になれば再び妻の体に移植する流れになるわけです
男性不妊
受精したかどうかの前に、私の話になります
私はこの期間前回の記事にも書きましたが、皮膚炎が悪化し休職までしなしといけないくらい体調不良に見舞われていました
それでも、不妊治療は続けており、採卵までするからには私も検体(精子)を採らなければなりません
男性の場合、検体はいくら採っても構いません
採卵までにできるだけ多くの精子を保存しておき、状態の良い受精卵を作るようにします
しかし
体調不良のせいかからか、以前の人工授精した時に比べて
私の精子は数も運動率も激減
数は何千、何万もいたのに、一気に数匹に減り
運動率も10%以下に下がりました
なので、普通なら採卵までに検体(精子)をもっていき保存しておくのですが、それだけでは足りないし、使える精子がいないとのことで
採卵当日も朝から検体を採り、その後妻の受診時に付き添い病院でも採ることになりました
結果から言うと
数回採った検体(精子)の中に使えそうな精子はほとんどおらず
希望薄ということでした
元気のない精子に元気になるような薬を使うこともできるのですが、それでもやはり難しかったようです
受精
卵の数は妻がしんどい思いをして30個もとれたのに、私の精子は数匹で元気がない
それでも、なんとか受精を試みるため卵の中に精子を入れます
我々夫婦は、卵に直接注射で精子をいれる方法を選びました
受精できたかどうかは、後日私宛に電話がきます
希望薄をいうことが頭の中で不安にさせます
ちなみに、受精できた受精卵は保存しておけるけど、受精できなければ残った卵は保存できないため
次回の体外受精は再び採卵から始めることになります
結果
そして、後日私に病院から電話があり、
「今、様子を見ているんですが、やはり精子が機能しにくくてもしかしたら今回はダメかもしれませんね」
とのこと
数日様子を見れるとのことで、さらに後日結果の連絡くるという
しかし、数日後の結果でも
「今回はやっぱり難しそうですね」
私は泣きました
妻があんなにしんどい思いをして採卵したのに
自分のせいで受精しなかった
また採卵の薬をのみ注射の時点からのやり直しです
申し訳ない
本当に役立たずです
妻はそんな私の姿をみて、本当は悲しいのに
あっけらかんとした態度でいてくれました
本当は心の中で泣いているのを知っています
せめて移植まで繋げたかった
その後、男性不妊の泌尿器の病院も紹介してもらい
次の体外受精に向けて通うことにしました
それが去年の夏頃の話です
この後2回目の体外受精に挑みます
その話はまた後日
本当に妊娠は奇跡です
ではでは
おやすみ
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