【不妊治療日記8(体外受精2回目編)】

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雑記

どうも、小兎です

体外受精1回目は移植まで繋げることもできず、ただただ妻にしんどい思いをさせて終わり

自分の不甲斐なさを実感し、泣いて終わるという結果でした

1回目の結果に沈んだ我々夫婦でしたが、諦めずに2回目の体外受精に挑むことにしました

私は皮膚炎の治療に専念し、少しでも体調の良い状態を保ち、精子の数が増えることを願います

今回の記事では、2回目の体外受精について書いていきます

  • 体外受精の不安、つらさ
  • 移植後の過ごし方
  • その後の結果

そのようなことについて書いていきたいと思います

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不安、つらさ

次の体外受精は

前回、腹水を伴ったこともあり2ヶ月スパンを空けて行います

子供が早く欲しい、次でうまくいく保証もない、そのうち歳もとっていく不安をもつ女性からすると2ヶ月空けるというのはつらいことなんです

それでも仕方なく、2ヶ月待ちます

そして、2ヶ月後前回と同様、妻は排卵誘発すべく飲み薬と注射をしていきます

再びつらい思いをさせると思うと、心が痛みます

ただ今回は、前回の排卵誘発で30個も卵ができたことと、腹水を伴ってしまったことで

服用する薬は半分になりました

それでも、頻回に注射を病院まで打ちにいかなければならないこと

薬の副作用による、体のしんどさはそれほど変わりません

ちなみ、注射は自己注射でも構わないのですが

注射なんて自分で打ったことのない妻は、病院まで足を運ぶ方を選んだのです

私はこの期間、皮膚炎を治すため塗り薬を塗るようになり、肌の調子を整え、以前の生活取り戻していきます

そして、採卵が近づくにつれ、検体(精子)を採り

合計4回は採りました

しかし、結果はほんの数匹…..

そのうち使える精子は3匹…..

体調を整えても、そんなにすぐに精子が回復するわけではないのです

これは、またしても前回の同じ結果になるのではないかと肩を落とします

マジでつらいです

妻はというと、今回は10個ほど卵ができました

前回同様採卵前には夜の10時半に注射を打ちにいきます

これでまた受精もしなかったら、どうしよう

そんな思いで辛すぎました

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受精ができたかどうか

採卵の日がきて、前回同様麻酔で数時間眠った妻を起きたときに迎えにいきます

今回は腹水はないので、しんどいにもかかわらず次の日から妻は仕事にいきます

今回も受精の結果も私の電話にかかってくることになっており、本当にドキドキでした

そして、次の日私の方に電話がありました

病院側「昨日採った検体(精子)を卵にいれて、正常な反応を示してますので、このまま受精を待ちます」

私「え?上手くいってるんですか?」

病院側「そうですね、問題はみられていません」

私「前回、精子の状態が悪くて失敗したんですけど、精子の状態も良いということですか」

病院側「そうですね、元気はないようでしたが、活性化するお薬もいれて、今は正常に反応してますよ」

私「そ、そうなんですね、ありがとうございます」

という具合に受精はまだだが、上手くはいってるという連絡であった

前回はこの時点でダメだったので、少しホッとしましたが、それでも受精するかどうかはまた別

上手くいってくれるのをただただ待つばかりです

数日後、仕事中に妻から連絡があり

妻「病院から着信があったみたいなんやけど、そっちにも連絡きてる?」

私「いや、きてないけど、もしかして結果の連絡間違えて、そっちにいったんかなあ?俺から病院にかけてみるわ」

妻「大丈夫、私がかけ直すわ」

という具合に病院側が間違えて妻の方に電話したようです

すぐに妻は電話をかけ直します

私はいてもたってもいられません

絶対に結果の電話のはず

職場の人に話しかけられても頭に入ってきません

そして、数分後妻からLINEがきました

内容は

「3つ受精できて、一つはグレードAA、二つ目はグレードB、三つ目はグレードCらしい!!」

ど、どいうこと!?グレード!?

すぐにネットで調べます

簡単に言うと、グレードが良いほど移植後に着床しやすく、A,B,Cの順番で良いらしい

グレードAAはかなり良いということです

つまり、移植できるということです

しかも一番良い受精卵の状態で

家に帰り、妻と

「一歩前進や!」と喜びました

でも、実際喜ぶのはまだ早くて、移植したところで着床する保証はありません

使える受精卵は2つ(グレードCの受精卵は使いません)

ということは、今回着床に失敗すると、チャンスはあと一回になってしまうのです

どうか、どうか着床してくれ!

移植、その後の生活

そして、移植する日がきました

移植はつまり、受精卵を妻の体に戻すことです

妻曰く、採卵の時よりかは楽だそうで、体への負担も軽いとのこと

ただ、そのあとが問題です

移植後の生活は絶対安静

ほとんどお姫様状態で過ごさなければなりません

どういうことかというと

移植した受精卵は、子宮の壁につきます

この子宮の壁についた受精卵は完全に子宮に張り付くまで時間がかかり、ちょっとした衝撃でも剥がれてしまうのです

そうなると着床は失敗します

長時間の車の運転、自転車を漕ぐ、走るのは禁忌です

というわけで、ここからが私の出番です

妻は普通に仕事もするので、家でのことは全て私が担います

少しでも安静の時間を増やし、着床しやすくします

着床を確認するまで10日間

この時間もまた、不安でいっぱいでした

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着床

10日後、病院に行き妊娠の反応をみます

私も仕事を休み、一緒に結果を聞きにいきます

いつもはコロナ禍で、男性は病院の中に入れないのですが、今回ばかりは入ってよいと言われ、同じタイミングで結果を聞くことができました

こんなにドキドキすることはありません

受験の結果よりも緊張しました

そして、待合室で待つこと数分、名前が呼ばれ、診察室へ

先生「はい、まず結果からいいますね」

ど、どうなんだ

先生「結果は陽性です。妊娠してますね。おめでとうございます」

この時の喜びは今でもわすれません

めちゃくちゃ嬉しくて、泣きそうになりました

妻は正直、移植1回目で上手くいくとは思っていなかったみたいですが、結果を聞き、喜ぶというよりも実感するのに時間がかかっていました

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まだまだ不安

というわけで、体外受精は成功し

現在妻は妊娠5ヶ月になりました

今のところ順調です

ただ、まだ障害がでるとかそういったところはわかりません

なんせ体外受精ですし、どこまで順調に安全に育つかは生まれるまで不安なわけです

妊婦さんはたぶんみんなそうなんでしょうね

生まれるまで不安は続くのです

感想

妊娠は出産は本当に奇跡なんですね

今回の不妊治療で実感しました

我々のように不妊治療をしはじめて1年で成功する人ばかりではありません

正直、1年間ずっとしんどかった

妻は私の何百倍もしんどかったはず

これを何年も続ける人もいるわけです

はっきり言って気の遠くなる話です

たまにこんなことを言う人がいます

「忘れた頃にポンとできる」

不妊治療中に忘れることなんてできません

これは自然に妊娠できた人が言うことで、不妊治療の過酷さを知らない人の言葉です

どれだけの人が
不妊で悩んで
治療で一喜一憂して
つらい経験乗り越えて
それでも授からないこともあります

「ポンと」なんてできません

いつも不安との戦いです

女性の負担はかなりでかく、できることなら治療せずに産みたい

そういった人が多いはずです

今回、こうして貴重な体験をして、妊娠ということを考える時間が多く、そういった人たちの苦しみを少しでもわかるようになりました

これから無事生まれてくるまで、不安はありますが、毎日毎日夫婦でなんとか幸せを願いながら日々安産を願っています

ちなみに今でも家事全般は私がこなしています

男にできることがこれくらいなんです

つわりのしんどさ、命がけの出産

これは家事をしたくらいでは釣り合いません

しかし、男はそれくらい無力なんです

なので、せめて家事だけでもしているんです

世の夫の人たち

家事をしましょう

ではでは

おやすみ

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