2025年9月14日、陸上世界選手権東京大会第2日目
女子100メートル障害の福部真子が予選4組で12秒92を記録し、組4着。
タイムで拾われ、2大会ぶりの準決勝進出を決めた。
レース後、場内インタビューに答えた後、その間にタイムで準決勝進出が決まったことを知らされると「えっ、ホントですか? やったぁ!」と驚き、狂気乱舞した。
そんな純粋な喜びを表現する彼女であるが、昨年12月に原因不明の「菊池病」を発症したことSNSで公表している。
果たして、今大会へ出場するまでの闘病生活の背景はどのようなものだったのでしょうか
・福部真子プロフィール
・プライベートや私生活は?
・原因不明の「菊池病」とは
・闘病生活の背景
福部真子プロフィール

生年月日:1995年10月28日生まれ
身長:165cm
血液型:A型
趣味:ゲーム、UFOキャッチャー
所属:日本建設工業
出身地:広島県
出身校:府中中(広島)→広島皆実高(広島)→日本体育大学
自己ベスト:100mH:12.69(2024.7 オールスターナイト陸上)
日本記録主な代表歴:オリンピック(24パリ)世界選手権(25東京、22オレゴン)日本記録保持種目100mハードル
結婚、子供は?
現在(2025年9月)の時点で、結婚はしておられないそうです。
彼氏がいるのかも不明です。
菊池病とは
昨年12月に本人のSNSで公表された菊池病とは一体どのような病気なのでしょうか
菊池病とは、「菊池・藤本病」や「組織球性壊死性リンパ節炎」、「亜急性壊死性リンパ節炎」とも呼ばれ、リンパ節に良性の炎症が起こる病気です。日本から初めて報告された疾患でもありアジア人に多く、原因不明ですが多くは1ヶ月以内に自然に良くなる良性疾患であることが特徴です。
引用:ユビー病気のQ&A
菊池病は首のリンパ節に発症することが多く、熱や痛み・しこりを伴います。主に30歳未満で発症し、女性でより罹りやすいと言われています。
菊池病自体は自然に治癒が期待できるため、基本的には抗炎症薬などで経過をみても問題がありませんが、感染症や自己免疫性疾患、リンパ腫などの治療が必要な病気でも同じような症状で進行する事があり、治療経過が良くない場合には血液検査やリンパ節の生検検査を行い確定診断を行います。
難病との闘い
福部さんは、直前11月上旬から発熱や悪寒、体の痛みを繰り返した約2週間を「地獄の日々」とつづっている。
病が襲ったのは、五輪の約2カ月後の10月15日とのこと。
自宅で目が覚めると、首の左側に激痛が走ったという。その時にはすでに首にしこりができていた。
運転中にサイドミラーを見るだけでも、軽いジョギングでも痛みを感じていた。
呼吸器内科を受診したが、血液検査の結果では異常はみつからなかった。
痛み止めを服用し、痛みを我慢しながら週に1回の頻度で高熱も出たという。
11月に入ると、39度の熱が下がらなくなり、広島市民病院の総合診療科・感染症科を受診し、医師に初めて病名を告げられた。
「組織球性壊死(えし)性リンパ節炎(菊池病)の可能性があります」
聞いたことのない病名に混乱し、特効薬がない対症療法だと言われた。
「えっ、このしんどさはいつまで続くん?」と不安になりながら、とにかく自然に治ることを願いながら過ごした。
今回の大会ではそのような苦悩の背景もあり、目にうっすら涙を浮かべる場面も見られている。
インタビューの最後には「準決勝では日本記録を視野に狙っていけるように頑張りたい」と準決勝に向け、意気込みを明かした。
まとめ
日本人が活躍することにとても嬉しく思う中、アスリートの競技に向けて戦う姿には、本当に感動をもらいます。
そして、福部選手のような思いがけない病気を発症しながらも、ひたむきに闘い続ける姿は、我々の勇気さえももたらしてくれますね。
福部選手が日本記録、いや金メダルをとれることを願って応援しましょう!
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