どうも、皮膚の調子が悪く約1ヶ月ブログの更新が滞っていた、小兎です
皆さんは脱ステロイドのリバウンドという言葉をご存知でしょうか
アトピー性皮膚炎の方などはよくご存知だと思いますが、ステロイド軟膏を塗り続け急にやめることによって起こる皮膚への反動(副作用)になります
全身が火傷のように赤くなり、全身酒さ様の症状が出て、とても痒く、痛く、ステロイド軟膏を長年塗り続けていた人にとっては、この脱ステロイドをすることによって、死にものぐるいで治るまで過ごす人も多いのです
私もこの度この脱ステロイドの症状によって苦痛な日々を過ごすことになった一人でございます
仕事も休暇を頂き、この3週間ほど治療に専念しました
今回の記事では
といったことを書いていきたいと思います
脱ステロイドの経過
私が今回、このような脱ステロイドの症状に見舞われるようになったきっかけは、年明けくらいから発症した発赤でした
首や脇の下あたりが痒くなりだし、夜も眠れない状態にまで悪化していったのです
もともと子供ころはアトピー性皮膚炎でしたので、一度脱ステロイドのリバウンドも経験しており、その時の死ぬほど辛かった日々を知っている私は皮膚科に行くをためらいました
しかし、症状は日に日に悪化し、結婚式を控えていたのでこのままで見た目にも体力的(不眠が続いていた)にも厳しいということで、仕方なく近くの皮膚科にいきました
すると案の定
先生「あ〜これは痒そうやね、薬だすから塗っといて」
とのことで、原因も調べることなくステロイド軟膏を出されただけでした
私としても結婚式が終わるまで(約1ヶ月間)だけならリバウンドもそこまでひどくならないだろうと軽く考えた部分もありました
しかし
結婚式の日には軟膏塗るのをやめ、1週間ほどでリバウンドが始まり日に日に状態が悪化していき辛いに日々を過ごすことになったのです
ここで、リバウンドの症状と経過についてまとめてみます
症状
段階的にお話すると
- 軟膏を塗っていた患部以外のところに発赤が現れます
- 次第に全身に発赤が広がり、痒さと酒さ様の症状で全身痛痒くなります
- ひどい患部では、滲出液が出てきて、ひどい方だと服がびしょ濡れになるほどにもなります
- そして、薄い皮ができ、剥がれ、滲出液が出て、皮ができを繰り返します
このような症状を繰り返しながら、寛解に向かっていきます
ただ、この症状がとてもつらく
夜は眠れず、動くことができず、患部に風があたるだけでもしみたり、痛さを伴うので外出もできません
では、そのような症状がどれくらいで寛解に向かっていくのかを話ていきます
経過
基本的には、ステロイド軟膏の塗っていた期間によって、このリバウンドの期間も変わってきますので、今回は一般的な情報と私の経験に基づいて話していきます
(※個人によって差があります)
期間 | 症状 |
ステロイドをやめて1週間 | 患部やそれ以外に発赤が生じる |
2週間〜3週間 | 発赤に伴う痒み、酒け様症状がピークに達する |
3週間〜4週間 | 皮膚の表面が乾いてきて、痒み等が |
4週間〜5週間 | 赤みは残りつつも、皮膚が元の状態になる |
だいたい約1ヶ月ほどで、よくなってくる傾向にあります
しかし、過度なストレスをこの間に抱えたり、長期間ステロイド軟膏を塗っていた人ではこれ以上かかる場合もあります
そして、1ヶ月で良くなっても、その後2、3ヶ月で再び症状が軽く現れる方もいます
辛いリバウンド生活
脱ステロイドのリバウンドでは、ひどい方だと入院することも多いのです
それくらい症状がひどくなります
私はリバウンドが出つつも、始めは仕事に行ってました
しかし、見た目にも肌が荒れていることがわかる上に、症状がひどくなると体を動かすことさえも辛く結局仕事は休ませてもらうことになりました
このリバウンド生活が本当に辛く、ほとんど布団に寝たきり状態になります
立ち上がるのにも一苦労、お風呂では全身の傷がしみて大変です
仕事で疲れている妻に、全ての家事を任すことに対しても申し訳ない気持ちになります
私が移動するところに剥がれた皮膚が落ち、それを見るのも辛く布、布団の上ではコロコロが必須になります
酒け様症状で全身が痛く、常に体を丸めている状態で、全身のコリもひどくなります
そして、夜になると痒さは増し、不眠傾向にも陥ります
このような生活を続けると精神的にもまいり、心身ともに疲弊し、夜中につらくて叫ぶこともありました
それでも、なんとか回復に向かっているのは、家事をこなして私の介護してくれている妻のおかげでしょう
本当に感謝です
ステロイド軟膏の正しい塗り方
ここまで話すとステロイド軟膏がとても悪いもののように聞こえますよね
しかし、ステロイド軟膏も正しく使えば、そんなに怖いものではないのです
皮膚炎の症状がひどい時は、かなり強めの軟膏を出されると思います
そして、皮膚の状態が回復すると軟膏のレベルを下げていき、さらに塗る頻度を減らしていきます
その間に原因を探し、根本的な皮膚炎の原因を除去することによって、リバウンドをおさえられるとも言います
詳しくは、皮膚科の先生にお聞きすることをおすすめしますね
10年前とは違う
ステロイド軟膏は正しく塗れば怖くないと言っている私がステロイドをなぜ嫌がるのかというと
理由は以下の3つです
- 塗り続ける期間が長い
- 原因を調べずに処方する無責任な医者が多い
- 体に蓄積するイメージがあるから
3番目の理由で脱ステロイドする人は多いでしょう
しかし、今回色々調べたり、主治医から聞いた話でここ10年でステロイド軟膏の実態が変わってきていることを知りました
それが、軟膏のステロイドは体に蓄積しないということが実証されているということです
残念ながら、飲み薬や注射にのステロイドは体に蓄積する可能性があるということですが
塗り薬では体に大きな影響を与えることはないそうなのです
やはり医療は発展しており、いろんなことがわかってきているですね
10年ほど前はステロイド軟膏はとても恐ろしいもので
糖尿病になりやすい
皮膚ガンになりやすい
女性が塗ると妊娠しにくくなる
免疫力が落ちる
など、体に蓄積して悪影響を与えるような言われ方がされてきましたが
今では、それは否定されているようですね
なので、ステロイドを塗って治療をしている方は、安心されていいようですよ
まとめ:教訓
脱ステロイドによるリバウンドは本当に辛いものです
痒さ、痛さに加え、仕事を休まなければならないことや家族に迷惑をかける精神的なダメージ
そして、終わりがなかなか見えない戦いに心は折れます
なので、今ではステロイドの治療もありなのかもしれませんね
私は結局脱ステロイドを始めたので、ステロイド軟膏には頼らずに最後まで治療しようと思います
ただ、今では考え方も変わりつつあり、医者のやり方に従えばうまく治療できるケースも多いようなので、仕事を休めない方や生活に支障が出る方は軟膏に頼るのもありなのかもしれません
ただ、今回の教訓はやはりどの医者に診てもらうかですね
私は結局のところ10年以上前に脱ステロイドの経験をした際に通った病院に再び通うようにしました
そこでは、根本の原因をしっかりと調べてくださり、ステロイドは使わず発赤の原因を取り除くところから始めるのです
はじめからここに通えばよかったのですが、応急処置としていった皮膚科があんなに適当だと思わず今つらい思いをしています
なので、皮膚に問題を抱ている人は診てもらう医者もしっかりと吟味する必要があるのだと思います
これを書いている今も完全に治っていませんが、こうしてブログを書くことができるようになったといことは回復しつつあるのだと、私は思っています
もうしばらく、休暇をもらえるので
しっかりと治して、またバリバリと働きたいと思います
ではでは
おやすみ
コメント