おばけ嫌いだけど、心霊写真とか恐怖映像の番組を夏になると楽しみにしてしまう小兎です
病院や介護施設等で働いていると、オカルト的な話がいくつかありますが、私も昔は介護施設で夜勤もしており、そんあ体験をした話を一つ
深夜2時
それは深夜2時ごろ、夜勤の中眠たい目をこすりながら定時のオムツ交換に各利用者の部屋を回っているときでした
詰所の内線がなったのです
プルルルル、プルルルル
私は、一人の利用者をトイレに連れていっているところで、手が離せなかったので内線をとりにいくことができませんでした
私が働いていたて施設は3階建てで、各フロアずつ利用者の人数の違いで夜勤をする人の数が決められており、私の担当だった1階フロアは夜勤は一人で利用者をみないといけなかったのです
なので利用者をトイレに連れて行っている間は誰も電話にでれないのです
とは言っても内線をかけてくる職員もそれはわかているので、しばらく電話にでなければわかってくれるだろうとほっていたのです
しかし、内線は鳴り止まないまま
プルルルル、プルルル
私は「しつこいなー、わかれよ、2時っていったら定時のトイレタイムやんけ」と少しうざいなと思いながらも、一人でトイレに利用者を残しとくにはあまりにも危ない方だったので、さらにそのままにしておきました
内線はまだまだ鳴り止みません
そのうち私も「緊急かな」と思い焦るようになりました
しかし、我々の施設には各フロアに一つピッチ(小型内線用携帯電話)があり、一応それはポケットにいれていたので、「緊急ならピッチにかけてくれればいいのに」と思い、利用者の方には申し訳ないが急いで介助にあたりました
鳴り止まない内線
そして、なんとか介助が終わり再び利用者をベッド誘導する
その間も内線は鳴り止まない
利用者におやすみと伝え、ダッシュで詰所までもどる
そして受話器をあげて、耳に当て「はい、小兎です」
しかし、受話器の向こうからは誰の声も聞こえない
聞こえてくるのは、「ガサガサ、ガサ、、、、、ガサ」という砂嵐のような何かを擦っているような音だけだった
履歴にリダイヤル
何回か「もしもし」と声をかけてみるが、応答なく、静かな電話の向こうからたまにガサとかサササという音が聞こえてくるだけ
仕方なく私は、受話器を置く
そして、詰所にある内線電話の履歴を確認する
そのとき見た数字は私が見たことのない番号だった
他のフロアの番号もだいたいわかっていたし、「もしかして、新しいピッチでも買って誤作動でもしたのかな」くらいで思っていた
その日は、他のフロアに仲の良い先輩も夜勤をしていたのでイタズラをしているのだとくらいで思って
「仕方ないからかけ直すか」と思いリダイヤルする
リダイヤルの先は
そして、リダイヤルをするために内線なので3桁の数字を押す
5・・・4・・×、と
か
ぴ
か
ピロピロピロ♪
私「うわっ、びっくりした」
同時にポケットの中のピッチへ内線がかかってきたのである
私「なんや最初からピッチにかけ直してよ」と思い、ピッチをとる
私「もしもし」
相手「・・・・・・・・・」
私「もしもーし」
相手「・・・・・・・」
私「ん?なんかどっかから声がするな」
それは詰所の電話からである、内線番号を押して受話器をあげたままなのである
私「あれ、誰かと繋がってるな」
そして、次は詰所の電話で「もしもし」と言うと
どこからともなく「もしもし」と言う声が聞こえる
?
どういうこと
か
か
か
そこでやっと私はきづいたんです
その電話は私のピッチと詰所の電話で話していることを
つまり、最初の詰所の内線電話は私のポケットに入っていたピッチからだったのです
どうりで鳴り続け、受話器をとってもポケットの中にあるから誰も反応しないはず
ガサガサ音はポケットの中で擦れている音だったのです
番号が知らないのは、自分のフロアのピッチの番号だったから、わざわざピッチに自分のフロアから連絡することなんてありませんもんね
はじめはピッチは昔の携帯のようにストレート型であり、ボタンはむき出しになっているタイプだったので、知らない間にどこかに当たってリダイヤルでもしたんだろう
そう思ってたのですが
あまりにも難しい
しかし、リダイヤルをするにはボタン一押しは無理
決定ボタンを押して、さらに小さなスティック型の突起物を2回横に倒し、さらに決定ボタンを押す
そして、さらにスティックを上に倒しての通話ボタン
このややこしい操作を勝手に・・・・・?
しかもリダイヤルとしても、先ほど私が言ったように同じフロアのピッチに内線するなどほとんどない
履歴は残せて10件ぐらい
リダイヤルを押したとしても可能性はとても低い
ならば、とりあえず今の発信履歴を確認してみようと思い
操作してみる
すると、詰所内線の番号はでてこない
え・・?
なんで?
何回もみました、しかし発信履歴に番号はなし
そして着信履歴もみました・・・・・ない
どういこうと!
虫の知らせ
本当に摩訶不思議な体験でした
しかし、このビビリな私が、おばけ嫌いの私が
その時は不思議と怖くなかったんですね
それ自体にも、なんでだろうと私は思っていました
こんことあったら、自分やったら絶対ビビってるはずやのに、なんで怖くないんやろうと
か
そしてその不思議な体験がなぜ起きたかがわかったのです
その体験がおこった2日、3日後くらいでしたかね
危篤状態だった祖母の兄が亡くなられたのです
祖母の家は田舎で、身内の付き合いは深く、この祖母の兄には私も大変お世話になっていたのです
祖母の家に行けば必ず、兄の家にも挨拶に行き、小さい頃は兄の家に泊まったりすることもあり、毎年お年玉ももらっていました
それくらいの関係だったのです
親の職場でも
つまり、虫の知らせだったのですね
この体験が虫の知らせだとわかったのは、この祖母の兄が亡くなったもっと後でした
ふと、この時の体験を親に話したんです
そしてら、親がびっくりして
母「それうちの店でもあったわ!」
当時両親を店を経営していて、その店でもレジの内線へバックヤード(事務所)の内線から電話がかかってくるという事が続いていたそうです
そして、祖母の兄が亡くなった日からそれがなくなったと
本当に虫の知らせだとすると、少し嬉しくなります
私のところにも来てくれたのかと
たぶん私があんな体験をしたのに怖くなかったのは、多分祖母も兄だったからだと思っています
か
か
怖い話だと思いました?
ごめんなさいね、最後に少しほっこりで
そんあ心霊系の話書きませんよ
書いているこっちが怖くなってきますもん
か
ではでは
おやすみ
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