大口をたたいては、行動に移せないダメ男小兎です
さて、今日の記事は私の周りの人間シリーズです
読者「そんなお前の周りの人の話ききたかねーよ」
なんて言われるかもしれませんが、自分の成長は良くも悪くも周りの人の影響を受けていると思っています
そんな影響を少しでも知ってもらい、明日からの活力にしていてもらいたいわけですね
大口Y氏
私の友人のY氏という、今では会社経営を経て、市議会委員をしているTHEナルシストマンがいます
彼とは高校からの友人であり
ここ数年は連絡をとっていないのですが、最後に会った時は確か20代で市議会委員に当選して、事務所兼自宅にしている高級マンションの部屋に連れて行かれ、自慢されたのが最後でしょうか
大学時代には1年に300日くらいは遊ぶ中で、お互い大学は違えど、それぞれが大学の友達と遊んだあとに家へ帰ってくると、お酒のあとの締めのラーメンのように、Y氏と遊んで1日を締めるというのが当たり前になっていました
まさにこの時は親友ですね
彼はとても自信家で、超のつくほどナルシスト、そして大きなことを口にし、またそれが周りの人が納得してしますような熱い信頼をもっている人物でした
本人曰く自分には大きなバックボーンがあると言い張っていましたが、そこまで大きなバックボーンは見当たらず、高校、大学当時は「こいつが言っていることがどれほど現実になるのやら」なんて私も周りのみんなもそう思っていました
そして、このY氏の夢は小学校のころから「社長になること」そして「将来、大きなソファに寝転びながらゴールデンレトリバーをゴロゴロすること」でした
今回私がこのY氏について書くのは、こいつの有言実行力が私の周りの人なかで一番すごいと思っているからです
では、このナルシストマンがどのような有言実行力を発揮してきたかを話していきます
大学受験での失敗
まず彼は高校3年の時に大学受験に失敗します
第一志望の某有名大学の模試の判定がAだったことで油断をしたのか、第一志望の大学に落ちてしまったのです
彼はそのまま浪人はせず、滑り止めの大学に行きました
卒業式の日にはまだ滑り止めの大学も受かっていなかった彼は、クラスの中で一人だけ進路が決まっておらず、今まで彼を見てきた中でも一番元気がなかったようにも思います
クラスのみんなも「あいつでもあんな表情するんや」というくらい人気者で調子者だったからです
そして、とても社交的なY氏はその滑り止めの大学でもすぐに友達を作り毎晩毎晩大学の友達と遊びまくっていました
私はその姿を見ていて「意外とおさまったんやな」と思っていました
しかし、彼の志は変わっておらず
Y「俺、〇〇先生(塾の先生)のところで今勉強してんねん」
私「そうなんや」
基本彼のことに関しては私はクールであまりリアクションはとりません
そうなんです、彼は某有名大学への道を諦めておらず、勉強して編入しようと企んでいたのです
受験で超ナルシストイケメンくんのプライドはそれはもうズタボロだったのでしょう
その執念で、いざ編入!
見事に受かり大学3年時から第一志望の大学へ編入していきました
20代でジャニーズ!?
元々自信家の彼は、さらに自信に勢いをつけ次は
Y氏「ちょっとジャニーズに応募してみるわ」
私「へ〜」
それはも二十歳になったか、ならないくらいの出来事でした
「今更」とも思いましたが、面白そうなので何も言わず見守っていたのです
するとある日
Y氏「今度タッキーのバックで踊ることになった!」
私「すごいやん!」
この時は少しテンションがあがりましたね
確かにすごいと思ったし、20代でも応募して受かるんやとも思いましたね
そして、タッキーのコンサートで踊った日も彼は私と会い、その日を締めくくったわけです
その時の話では
Y氏「ジャニーさんに今度の関ジャニ∞のコンサートにユーもおいでよって言われたわ」とのこと
これはいよいよ本格的にジャニーズ業か?と私も思いましたね
しかし、数日経っても彼のところにジャニーズの事務所から連絡はこず、これでは練習への参加もできないと悩んでいるY氏
やはり夢物語で終わるのか
しかし、彼は違います
関ジャニ∞コンサート当日の日まで連絡もなかったのにも関わらず、その日彼はコンサート会場まで出向き、会場の守衛さんに
Y氏「今日僕ジャニーさんに呼ばれてたんですけど」と言い、なんなく会場の中へ
この執念深さがすごい!
普通諦めません?
そして、Y氏での話ではジャニーさんは連絡について一切触れずに「ユー、早く練習に参加しなよ」と一言、言っただけだったとか
そして、その夜ももちろん私と会ったY氏
Y氏「以外と丸山男前やで、まあ俺より男前なのはタッキーだけやけど(本気)」
私は内心「タッキーは認めるんや、そんなに実物は男前なんや」と思っていました
そして
Y氏「まあ、もうジャニーズええわ、2回踊れたし、歳もいってるし先はないやろ」
ということで、彼のジャニーズの思い出作りは幕を閉じます
ただ、連絡もないのに会場に出向いて、踊ってきたのには本当に驚きましたね
自分の店を持つ
そして、そこからは一直線に「社長になる」という夢を追いかけるため邁進していきます
大学卒業後は某大手ゲーム会社に入社して、開業資金を貯めていくのです
ちなみにこの自分の店は友人の3人とやるといい、3人で開業資金を貯めていましたね
なんで300日も一緒にいた私がそこにいないかは不明ですね
誘われなかった?断った?どうやったか忘れましたが、当時私はY氏の開業にほとんど興味がなかったように思います
もともと専門分野の大学をでたし、やりたい仕事もあったので、開業という2文字に惹かれることはありませんでした
私が開業に興味を持ち始めたのはもっと後になってからですね
というわけで5年ほどで会社を辞めたY氏はいよいよ開業スタート、ついに社長になるわけです
5年掛けても足りなかったお金は友人の親に頭を下げ、借りたそうですね
いざ、開業を目の前に店の場所も決まりるんるんな彼らはとても調子に乗っていました
大口ばかりをたたき、周りの会社に雇われている人たちをバカにしだし、これを機に何人かの友人が離れていったとも聞いております
そして、いざ開業したらどうでしょう
店はBarのような少し広めのよく結婚式の2次会などで使われるようなただずまいの雰囲気の良い店でしたが、客は入らず
私もオープンしてすぐに何回かいきましたが客は僕だけで、店員である友人とジェンガをしてかえりましたよ
その後は私も仕事であまり顔を出せなくなったのですが、数年経ってからちょっと顔を出してみるとなんと「結婚式の2次会会場で地域No.1になっていたのです」
なぜ、あれまでに流行っていなかった店がここまでに成長したかというと
Y氏はプライドを捨てて、高校の同級生に相談したのです
その同級生はY氏にとってはそこまで眼中にない人で、どちらかというと少し小馬鹿にしていたような人だったので、お願いするときはY氏は相当な覚悟だったでしょう
その同級生は早くから起業しており、ノウハウをめちゃくちゃもっていました
なので、その同級生もかなりのやり手なんですね
私が出向いた時はY氏はなにやらその同級生と打ち合わせがあるとのことでどこかに行ってしまうほど信頼関係を築いてしましたね
そして、そのうちにそこの店も気軽にいけるような店ではなくなり、予約が必要になっていったのです
さらに2店舗目ができたとか、そこまではしりませんが、本当に社長になるという夢を叶えたすごいやつです
市議会委員
ある日のこと、私が実家で寝ていると母親が
母「ちょっと!これYくんじゃない?」
私「え!ほんまや!」
と母親が手にしていたのは選挙のチラシでした
そこにはチラシいっぱいにY氏の顔面ドアップが!
私「どういうこと!あいつ次は市議会員に立候補するつもりか!」
というわけで、そのつもりらしく
せっせと選挙活動に精を出していたわけです
彼はもちろん政治家としての経歴もなければ、コネもない、無所属で立候補するにはかなり不利な立場だったのにも関わらず自転車と拡張期一つで市内を周り、駅前で演説し、友人たちに手伝ってもらい、そして、なんとか当選を果たしました
私も1票いれましたが、そんな1票足しにもならないほどの票数で余裕当選でしたね
自転車で拡張期一つなんて、ようしませんわ
それで当選すると思って実行したことがまずすごいし、そして当選しちゃうんだからこれまたほんとにすごい
そして、2期目の選挙でも見事当選し、今頃何してるんやろな
自慢×自慢
そんなこんなで有言実行をいていく親友とはだいぶ疎遠になり、私は私の道を歩んでいたのですが
そんなある日(数年前)、突然Y氏から連絡があったのです
私はすぐにわかりました「今の裕福な現状を自慢したい」ことを
そして、電話にでるなり
Y氏「飯でもいこや!」
私「ええでー」
そして、いつものように家の前で待っていると、高級そうなスポーツカーが私の前で止まる
はい、きました
これも予想していたので、車が来た瞬間Y氏だとわかったのです
Y氏「どこいく?うちでピザ食う?」
多分これは自分の今の家を自慢したいのだと気づきました
私「ええわ、どっか店でええよ」
Y氏「えっ!俺の家でピザ食わんの!?」
私「食わんで」
Y氏「ピザじゃんくてもええねんで」
私「ピザは食いたいよ」
Y氏「ほな、俺んの家で食うたらええやん」
私「いや、店行こう。」
Y氏「ほな、美味いピザ食えるとこ行こか!」
どう反応するか見ていたが、やっと引き下がったか
今更、かけ離れた生活をしているこいつの家みせられてもどんな反応していいかわからんし、めんどくさいわと思っていたわけです
しかし
・・・・
Y氏「忘れもんしたから、家よっていい?」
そうきたか
そして、結局Y氏の家へ
それはそれは駅前の高級マンションを事務所兼自宅として住んでおり、リビングは20畳以上、部屋は3つ、風呂はジャグジーとテレビ付き、そして置いてあったポテチはBIGサイズ
私「はーええ生活してんなー」
Y氏「せやろ、一般ピーポーには無理やで、多分これだけの生活してんの俺だけやで」
私「そうかー、ええなー、せっかく家きたしピザとる?」
Y氏「いや、うまいピザ屋いこ!」
どっちやねん!!
やはり焦点はピザではなく家の自慢にあった
一目家を公開すると、あとは用済み、レッツピザ!てか?
そして美味しいピザを食べて、バイバイしました
それがY氏と最後に会った日のことでした
まとめ
はたから見ると嫌なやつかもしれないが
ここまで有言実行できるやつも少ないでしょう
そこが彼のすごいとこなんです
大口をたたくことにより自分にプレッシャーを与えているのか
それともできると思って鼻から失敗という文字はやつにはないのか
ともあれ、それなりの失敗もしてきているがそこからの這い上がる力も大したもんである
なんか自慢しーで、ナルシストで、人バカにして
嫌なやつにも見えるけど、行動しない人よりはよっぽど精神すり減らして、頭使って、考えて、行動して、ダメなら他のやり方考えてっていう誰よりも努力をしていると思う
それがいまでは彼の立派なバックボーンになっている
少なからず目をそむけずに見ることに損はないと思っている
そんな彼と最近では連絡とっていないが
それは
。。。
。。。
。。。
。。。
。。。
最後に会ったあのピザの日に、私が彼の高級な車の座席を土足で踏んだから
・・
・・
・・かも
しれない
ではでは
おやすみ
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