16年ぶりの10連勝で2位・広島に8ゲーム差をつけ眼前に迫った優勝マジック「29」の点灯
そんな好調なチーム状況に暗い影を落とした出来事が起きた
それが、阪神タイガース・正捕手である梅野隆太郎選手の離脱である
今季、岡田監督から「正捕手は梅野」と断言されていた梅野
しかし、今シーズンは期待に応えられない打撃成績が続いており、一時は打率1割台を切りそうなところまで低迷する
そんな中、岡田監督は梅野を信じ起用し続けた
そして、少しずつ調子を取り戻し、打率.190まで上がってきても少し2割になるところで事は起きた
左尺骨の骨折
2023年8月13日(日)の京セラドームで行われた、阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズの1戦
5回裏1アウト、阪神の攻撃の際今野の144キロの直球がが梅野の左手首付近を直撃した
梅野はその場に倒れ込み、苦悶の表情を浮かべ、トレーナーに付き添われながらベンチに戻ったが、再びグラウンドに姿を見せることはなかった
スタンドからは怒号が飛び交ったのち、球場内の虎党から「頑張れ、頑張れ、梅野!」の盛大なコールが飛んだが、代走に坂本が送られたという
診断結果は「左尺骨の骨折」
指揮官は試合後、「今年は無理でしょ」と今季絶望であることを明かしたという
病院後の取材
試合後、病院から戻った梅野は取材陣に対して
「チームが優勝争いしているところでケガで戦線離脱というのは、個人的にはめちゃくちゃ悔しい。このために常に頑張ってきているので」と無念さをにじませつつ
「自分がやれることは治療に専念して、やれることをやっていくだけ。チームの1勝の積み重ねで“アレ”という目標に向かっていけると思う。チームを信じて自分はやれることをやって、チームが優勝するまで一緒に戦っていきたい」と心の整理をつけるように顔を上げたそうだ
岡田監督、怒る!「代わりはおらんよ」
岡田監督は梅野の死球に対して
「あそこでデッドボールを投げる、そういう場面でもないし」と怒りをにじませた
さらに「(梅野の)代わりはおらんよ。補充はできるけど」
「自分で走ったりそんなんでのケガはしょうがないとこもあるけどなあ。デッドボールだけはなあ。まあ、なんかのう」苦渋の表情を浮かべた
まとめ
岡田監督が捕手として一番信頼していた梅野選手
打撃不調にかかわらず、使い続けたのはその捕手としての才能だろう
12球団のなかでもトップクラスのキャッチャーということで、昨年10月岡田監督就任直後から正捕手を断言さえていた
アレに近づいてきた最中、正捕手である梅野選手の離脱は阪神タイガースにとって、とても痛手である
梅野選手自身も残念で仕方ないだろう
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