どうも、高齢者に介護サービスを受ける事をお勧めしたい、小兎です
これから、超高齢化社会となる日本ですが
高齢者の方、または高齢者の家族を持つ方々は介護サービスについてどうお考えでしょうか
団塊世代が後期高齢者となってくる今、2025年以降は高齢者率がうなぎ登りで、上がっていきます
そんな時、自分の親、祖父母の体が衰え始めた時、介護サービスを利用することに抵抗はないでしょうか
現在、高齢者施設やサービスが増えていく中、世間の偏見として特に高齢者の方々にとって、施設やサービスは身体の不自由な人が使うとか、認知症の方が利用するイメージが拭えないまま
「私はまだまだボケていない!1人でも生活していけるし、死ぬ時は自分の家で死にたい」
なんて言う声も聞かれますよね
自分の家で一生を終えたい気持ちは尊重するべきですが
介護、福祉サービスが認知症の方だけが利用しているわけではありませんし、身体が不自由だけで、通ってるわけでないことをもう少し世間に広めていくことも今後の超高齢化社会の課題になっていくと思うのです
そして、私は福祉側の人間だったこともあり
意外と施設や介護サービスって悪くないよ
ということを伝えたいと思います
世間のニュースのような実態ばかりではない
介護施設がニュースなどで取り上げられる時って、だいたい職員の虐待だったりが多く、その印象が世間の人に植え付けられ、施設の印象が悪くなってしまいがちですよね
しかし、それは本当にごく一部の話で、介護施設の人たちって、本当に優しくて、高齢者が好きで、心を持って利用者と接している人ってたくさんいるんです
笑顔が絶えない施設だってたくさんあります
だいたいの職員さんは、介護のお仕事を好きでやっている人が多いんじゃないかな
そういう一面があることも知ってもらいたい
そして、医療職の人からする施設のイメージは
施設では何もしない、ただ1日座ってるだけ
という印象を持たれている方も多いと思います
そう言う事を実際私は医療関係者に言われた事があります
その時はちょっと腹がたったので
「〇〇さんは、介護施設での仕事の経験もおありなんですね、だからよくご存知なんでしょ」
って言いました
もちろんその人が施設とかで働いたことのない人だということも知っていましたけどね
私が介護職をやってるって知っときながら
施設では何もしないでしょ?って聞く方も聞く方だと思ったから言いました
あ
話を戻して
何もしないというのは、完全に否定できるものでもないですが
正しくは、何もできない状況が多い
ということなんですね
まず職員の数足らない
それは介護職の給料が安いから、辞めていく人が多い、または職員の需要がない
働く介護職の人たちがレクやイベントをする時間がなくなる
といったことが原因なので、実際にはやるべき事だが、手が回らずできないというの現状です
ただ、施設には季節にあった行事だってするし、定期的にお酒を振る舞うイベントだってします
デイサービスなんかでは旅行に行くところもあるくらいですよ
世間の人が知らないような、楽しい事もたくさんおこなっているのです
楽しいイベント
今言ったように、お酒飲んだり、旅行に行く施設もあります
他には、近くの保育所との交流会があったり、水族館や美術館に行くところもあります
近くの喫茶店までコーヒーを飲みに行ったり、遠くまで出て買い物したりするところもあります
世間が思っている以上に楽しみを提供しています
みんなで、たこ焼きやいたり、餅つきしたり、お鍋食べたり
高齢者の笑顔を引き出すための努力は怠りません
花見をしたり、夏祭りしたり、運動会したり、クリスマス会したり、初詣行ったり
季節感が味わえる行事もちゃんとやっています
子供っぽいと思う方もいるかもしれませんが、人は何歳になっても季節の行事は楽しめるもんなんです
施設の利用者さんたちも運動会なんて、めちゃめちゃ必死になってますよ
もちろん職員も
もしかしたら、我々が普通に生活してるよりイベント多いかもしれませんよ
若い人と関わる機会
職員の年齢は10代から70代くらいまでの人が働いています
70代の方もいますが、20代から50代が多いですかね
利用者さんからすると20代は孫くらいの歳になりますが、高齢者が若いエキスをもらうにはもってこいの場所ですよね笑
若い世代と関わる事で、お節介やいたり、元気もらったりして、活力が湧いてきます
そして、職員も人生の先輩の利用者さんたちから色んなことを学び、人生の活力を身につける事ができます
相互に良い影響が作用するのが介護施設です
介護職の思い
私が介護施設にいた時のやりがいは、最後のひと時を一緒に過ごせる
ということでした
長い人生生きてきた利用者さんが、これまでも沢山の思い出があり、苦労があり、多くの人との出会いや別れを経験してきた末に、最後の人生として、私という人間と出会ってくれた
その人の人生にわずかながら携われて、尚且つ人生の後の方に関われたことに本当に感謝してました
だって、一番近い記憶が一番残るでしょ
良いとこ取りできるんですよ
こんな良い事ないですよ
最後と言ってしまえば、聞こえが悪いかもしれませんが、そんな1人1人の長い人生の後半に私が登場できるなんて
ドラマやアニメだったらかなり重要人物ですよ
私はそんな風に考えながら、やりがいを感じていました
そして、利用者さんの立場からも何歳になっても新たな出会いがあるということは刺激になりますよね
自分だけじゃない体験
利用者さんの中には人生のパートナーを亡くした人、病気で体が不自由な人、身内がいない人などなど
多くの喪失体験をしている人がいます
そんな利用者さんからすると、施設やデイサービスに行くことによって、他にも同じ経験をされている人がいることを知ることもできます
辛いのは自分だけじゃない
もしかしたら、不幸話合戦まで始まるかもしれませんね
そういった、私だけじゃないというら体験を共有できる場としても、介護サービスは成り立つと私は思っています
そして、とにかく誰かと会って話す、身体を動かす前に口を動かすことが長生きの秘訣になるんではないでしょうか
仕事だったら、口動かす前に身体動かせ!なんて言われますけど
十分身体を動かしてきた人たちですから、とにかく口を動かして、脳を活性化させましょう
そういった老人会のような集いの延長線みたいなものと捉えてみるのも、一つの考えではないでしょうか
また、健康に関して言えば
すぐ近くに看護師さんや、たまに医者も常駐しているところもあるので、何かあればすぐに診てもらうこともできます
そういった点は独居の方々からすると非常に良い事だと思います
まとめ:介護サービスのメリット
介護サービスのメリットは
- 意外と楽しいことが沢山ある
- 新しい出会いもある
- 何かあったら、看護師や医者がすぐそばにいる
- 若い人たちと笑いあえる
- 自分だけじゃない体験ができる
- 話し相手がいる
まとめ:デメリット
- サービスにはお金がかかる
- 中には精神症状が不安定な人もいる
- 食事が合わない
- お風呂が毎日ではない
- 気の合わない職員もいる
大きなまとめ
以上のような、メリット、デメリットをてんびんにかけて検討して頂くのもありかなと思います
そして、家族の方にとっても、両親や祖父母と少し距離をとることで関係性が安定することもあります
無理に自分がみなければ!なんて思う必要はないんです
施設に入れる事を悪い事のような、介護を放棄したようなイメージになっている世の中の考え方が間違っているのです
これだけ介護サービスが普及してる世の中なのに施設やデイサービスに行かしたら、介護放棄なんて、矛盾してますよ
それだったら何のために介護サービスを充実させようとしているのかわかりませんよ
なので、最後までみるという思いを尊重しながら、介護サービスの利用も勧めていきたいですね
本当に意外と施設等の介護サービスって悪くないですよ
なので、私はこう言いたい!
国よ!介護職員の給料を上げてくれ!
あ
ではでは
おやすみ
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