どうも、楽天経済圏を活用している、小兎です
さて、楽天経済圏の改悪が進むなか、ついにここまできたかという改悪が先日発表されました
それが、楽天銀行と楽天証券の改悪です
昨年にも楽天経済圏の改悪がいくつかあったのですが、そこまで気にもとめていなかった私
しかし、今回主に活用している楽天銀行と楽天証券の改悪があると聞き、調べてみました
改悪内容としては
- 楽天銀行→普通余預金金利が大幅にダウン
- 楽天証券→保有する投資信託に対して付与する楽天ポイントの大幅ダウン
といったものになります
というわけで、今回は
- 楽天銀行、楽天証券の改悪ついて
- 楽天経済圏の継続 or 他者乗り換え検討?
ということについて話していきます
楽天銀行の改悪
まずは、楽天銀行の改悪からです
楽天銀行と楽天証券をご利用の皆様はご存知の通り
楽天銀行口座と楽天証券を連携させる、マネーブリッジ設定をしている人に高い優遇金利を提供するというものがあります
その優遇金利が変わります
それがこちら
優遇金利 | |
2022年3月31まで | 普通預金残高に関係なく、年0.1% |
2022年4月1日から | 300万円以下→年0.1% 300万円超えの部分→0.04% |
今のご時世メガバンクの普通預金金利が0.001%であるのに対して、楽天銀行は金利0.1%ととても高い水準でした
つまり、他のメガバンクに対して楽天銀行は100倍の金利をくれていたわけです
それが、今回の改悪で預金残高300万円を超えている部分に対して0.04%に大幅ダウンしてしまうのです
例えば1,000万円を預けている人にとっては
今までの利息→10,000円
これからの利息→5,800円
となります
1年で4200円の損失を招くわけです
1,000万円も預けていない人からすれば、想像しにくいかもしれませんが
例えば、1年で4,200円の損失であれば、50年間で21万円になります
さらに、この利息を元手に高利回りの株に投資していたら、50年後には100万円以上になる可能性もあるのです
こう考えると、この高額を預けている方にとっては、かなり痛手の改悪になっているいうわけです
楽天証券の改悪
次は楽天証券の改悪です
楽天証券には投資信託資産形成ポイントというものがあります
楽天銀行を使っている場合はハッピープログラムといものです
これは、毎月、月末時点で投資信託を50万円以上持っている人に、残高に応じて楽天ポイントが付与されるといものです
そして、その投資信託資産形成ポイントがこの4月から大幅に改悪されるというわけです
その内容がこちら
楽天ポイント付与の条件 | |
2022年3月まで | 月末時点の残高に応じて 何回でも楽天ポイントがもらえる |
2022年4月まで | 月末時点の残高が 一定の金額を超えた場合1度だけ楽天ポイントがもらえる |
つまりどういうことかというと
例えば、今までなら残高が1,000万円以上あるとすると、毎月400ポイントが付与され年間で4,800ポイントがもらえました
しかし、これからは残高がはじめて1,000万円に達したときのみポイントが発生するといった形になります
なので1,000万円に達した月はポイントがもらえるけど、それ以降の月ではポイントは発生しないようになります
詳しい内訳がこちら
達成残高 | 進呈ポイント |
はじめて10万円に到達 | 10ポイント |
はじめて30万円に到達 | 30ポイント |
はじめて50万円に到達 | 50ポイント |
はじめて100万円に到達 | 100ポイント |
はじめて200万円に到達 | 100ポイント |
はじめて300万円に到達 | 100ポイント |
はじめて400万円に到達 | 100ポイント |
はじめて500万円に到達 | 100ポイント |
はじめて1,000万円に到達 | 500ポイント |
はじめて1,500万円に到達 | 500ポイント |
はじめて2,000万円に到達 | 500ポイント |
ここで見て欲しいのが「はじめて」というところ
はじめてその金額に到達したときの1回のみポイントが付与されるということです
ちなみ、いきないり0円→30万円投資したとしたら、10万円時の10ポイントはもらえません
どういう人に影響
では今回の改悪、どうのような人に影響があるのでしょう
- 資産数百万円クラスの人→楽天銀行、楽天証券の改悪はあまり影響なし
- 資産1,000万円クラス→楽天銀行、楽天証券改悪の影響あり
という感じでしょうか
私のような低資産の者にはあまり影響がないみたいですが
資産の1,000万円以上の人にはとてもきつい改悪かもしれません
楽天経済圏はもう終わり?他社への乗り換えも検討?
では、楽天銀行や楽天証券等楽天経済圏はもう終わりなのでしょうか
そこで、楽天経済圏を継続する場合と他社との調整を図っていく2つのパターンで見ていきたいと思います
楽天経済圏継続の場合
なんだかんだ言ってもお得な楽天経済圏
例えば
- 各種楽天サービスを使って、SPUを10倍程度にしておく
- 楽天市場で帰るものは、セール時に楽天市場で買う
- 楽天ふるさと納税を使って納税する
これだけでも、毎月約5,000ポイント(年間約6万ポイント)ぐらいはもらうことができます
なので、まだ資産形成中の人からすれば、資産運用でこれだけの利息を得るために数百万の種銭を用意するよりかは最適だと思います
調整していく(一部の人)
一部の人にとっては調整もありだということです
この一部の人はもはやこのブログを見なくても十分に情報を得ていると思いますが、一応書いていきます
一部の人というのは
普通預金が1,000万円以上ある人
投資信託の残高が1,000万円以上ある人
つまり、保有する資産が多い人ですね
では、こういった保有資産の多いかたがどうように調整していくのか
銀行の調整
上記でも述べましたが、楽天銀行では300万円を超えた部分につき金利が0.04%になります
なので、簡単にいうと300万円まで楽天銀行に預けて、残りの資産を他の金利の高い銀行に移すということです
おすすめの金利の水準が高い銀行は
あおぞら銀行BANKとauじぶん銀行です
金利はこちら
- あおぞら銀行BANK→0.2%
- auじぶん銀行→最大0.2%
ちなみにauじぶん銀行には関しては最大0.2%もらうためには以下のサービス利用が条件です
- au PAY
- じぶん銀行
- auカブコム証券
あおぞら銀行にかんしては特に条件はありません
証券会社の調整
楽天証券の改悪として投資信託資産形成ポイントが達した金額に対して一度しか付与されないというものでした
ただ、この残高に対してポイントが付与されるという仕組みは楽天証券だけではありません
他の証券会社にも、もちろんあります
SBI証券では、投資マイレージ
マネックス証券では、投資保有ポイントプログラム
というものがあります
楽天証券ではこの残高に対する付与ポイントの改悪がされましたが
SBI証券とマネックス証券では、今だに月末保有残高にポイントがもらえるという仕組みが生きています
例えば、SBI証券で楽天VTや楽天VTIを保有しているとポイント付与率は0.05%です
なので、楽天証券で同じファンドに1,000万円投資しているとしたら、SBI証券に移管することで年間5,000ポイントお得になります
さらにSBI証券ではこの他社の証券会社からの移管の際の手数料を全額キャッシュバックしてくれるというとてもお得なキャンペーンもしています
これをみるとSBI証券への移管がおすすめかもしれません
移管に関しては、やや手間がかかります
- 楽天証券→申し込み書の印刷、記入、郵送
- SBI証券→申し込み書の印刷、記入、郵送、手数料の領収書の添付
こういった手続きが必要となります
まとめ
2021年にも多くの楽天経済圏の改悪がありました
そして、今年に入りさらなる改悪が発表された楽天銀行と楽天証券
- 楽天銀行:普通預金残高が300万円以下の部分は金利0.1%
300万円超えた部分は0.04% - 楽天証券:投資信託資産形成ポイントが一定の金額を超えた場合1度だけ付与
そして、これを踏まえた上で他社に乗り換えるかという問題が対しては
- 銀行:預金の一部を他社の銀行に預ける
- 証券:投資信託を、SBI証券等に移管する(SBI証券キャンペーンあり)
いずれにしても、保有資産の多い方が検討していく事項になっていくのではないでしょうか
資産の多い方に関しては言えば、手続き諸々手間のかかることではありあますが、現状維持として楽天経済圏で資産の運用していくと、長い目でみれば大損になる可能性もみえてきますよね
なので、できれば保有資産の多い方は、めどくさい作業を今のうちに重い腰をあげてやっていくことをおすすめします
私みたな、まだまだお金に関して走り出しの者はもうちょい様子をみながら頑張っていきたいと思います
というわけで、今回は楽天の改悪についてちょっと頑張って書いてみたので、ぜひ参考にしてみてください
ではでは
おやすみ
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