左利きだけど、器用でもなんでもない小兎です
お箸を持ちはじめたころから、右手で箸を持たせようとしていた親の意向を振り払い、絶対に左手に持ち替えていた私ですが、字を書く時はさすがに不便だろうということで、小学校に入る時に鉛筆だけは右手に矯正させられたんですね
しかし、字を書く時のみで絵を描く時は左
ということで、算数なんか図形の書く問題が出た時は大変!
式は右手で書き、図形を書く時は左手に鉛筆を持ち変えるという一手間が毎回
ただ、便利だったのは、消しゴムは左手で持つので、右で字を書き、左手で消す
いちいち鉛筆を置く必要がなかったんです
あ
って、そんなことはどうでもいいんです!
私が言いたいのは、「左利きの人って、器用だよね」という先入観の話
なぜ、そんなことを話すかというと
左利きがみんながみんな器用じゃねーよ
プレッシャーかけんなよ!
ということを言いたいわけです
なぜ、左利きは器用?
なぜ、左利きの人が器用かと言われる理由についてですが
それは、右脳が優位だというところからきています
世間では、右利きの人は左脳優位、左利きの人は右脳優位とされていますよね
では、なぜ右脳優位だと、器用になるのかですが
左脳と右脳の違いから説明していきましょう
左脳は
言語中枢がある場所で、主に言語的に優位であり、他に数字や理論、倫理的、概念的思考に発達しています
そして、右脳は
音楽、幾何学、発想、芸術的な分野に関連しているのです
これは、右脳が空間的に物を捉えたり、立体を捉えたりする機能を持ち合わせているからなんですね
簡単ですが、以上の違いにより右脳優位の方が器用という考え方になるわけです
確かにこれだけみれば、空間とか立体とか言うと芸術的に物事を捉えることが上手なように感じますよね
そして、これに輪をかけるようにして、トーマス・エジソンやアイザック・ニュートン、ビル・ゲイツ等の天才たちも左利きであったというのです
こんなこと言われたら、左利きへの嫌味でしかありません
あ
ちなみに、全世界の人口のうち左利きは10%弱と言われています
これを聞くと、確かにマイノリティなようにも思えますが、現在全世界の人口は約76億人
その10%だから7億6千万人いることになります
めっちゃ多いやん!
これだけの人が器用で天才なら、この世はもっと文明発展してますよね
なので、左利きでも器用じゃない人もたくさんいるわけですよ
左利きのあるある、これどこまで通用する?
いろいろな左利きのあるあるがありますが、どこまでが本当に左利きの人にとって本当なのでしょう?
まず、代表的なあるあるが駅の改札ですよね
改札に入る時切符をいれたり、カードをタッチする側が右にあることによって、腕を交差しなければならないので不便だということです
が
これにおいては私を含め、私の周りの左利きの人はそこまで不便をしていません
なぜなら、右で切符を入れる習慣が身についているからです
左利きだからといって、右手が機能していないわけではないのです
ましたや、切符をいれる、カードをタッチするくたいの動きでそこまでやりづらさも感じません
か
そして、お次は食事の時に隣の人と手が当たるですが
これは普通に「あ、私左利きなんで左側に座ります」と言えばいい話です
なので、間違って右に座る人は左利きアピールですね
あ
お次はバイキングなどのレードルが使いづらいということですが
これはまさしくその通りです
むしろ腹が立つくらいです
今はレードロの端がどちらも流せるタイプになっているものも多いですが、それは最近の話であり、昔は片方にしか流す口がなかったんですね
これは本当に左利きへ意地悪だとしか思えないです
だったら、これも右を使えばいいじゃないと思うかもしれませんが
バイキングでよくカレーとかスープの食べ放題のところがありますよね
液体を不慣れな手でコントロールするのは本当に難しいんですよ
ちょっと傾けば溢れるし、カレーなんかになれば他のところに溢れたら嫌ですよね
しかも習慣化するほどレードル使わへんし、右で慣れるのにどれだけかかるか
ということでレードル問題はあるあるだと思います
あ
さらに、あるあるだと思うものが、はさみが使えない問題です
これも今では左利き用が世間に出回っていますが、ちょっと前まではあまり見かけなかったんですよ
探せばあったでしょうが、そこまでハサミなんて持ち歩かないですよね
で、いざハサミを使う場面で先生や友達に借りても、全部右利き用
しかたなく「切ってもらっていい?」なんていうわけですよ
ちなみ、今の職場でも紙やフェルト、革を切るのに系14本にハサミが常備されていますが、全部右利き用です!
なので、慎重に切るときは私はカッターを使います
昔、幼稚園でお道具セットが渡された時に入っていたハサミも右利き用で、それを小学校低学年くらいまでは使っていたのですが、ずっと上手く紙を切ることができないし、ハサミが右利き用に作られているとも知らなかったので、自分はハサミを使うのが下手なんだと思っていました
小学校の時の裁縫セットのでかいハサミも確か右利き用でしたね
本当に腹立たしい世の中です
みながみな右利きじゃないっつーの!!
なのに、左利きは器用!?
めちゃくちゃですわ
左利きがどうか判断する方法
これは、手を組んで(お祈りのポーズかな)右の親指が上にきたら右利きで、左の親指が上にきたら左利きらしい
また、腕を組んで右腕が上にきたら右利きで、左腕が上にきたら左利きらしい
そして、私はどちらも右が上
そう、エセ左利きみたいになってるんです
書く方が右だからか、それか実は右利きかですね
左利きでも不器用
私を除いても、私が知っている左利きたちは特に非でているものがない人もたくさんいます
もちろんいい人たちですけど
なにかに特化して、上手かったり、器用じゃない人もたくさんいます
逆にスポーツで活躍している人や、技術的に器用な人は右利きです
あ
そういう人からすると「左利きは器用」という言葉は残酷です
その言葉せいで、初めから期待値が上がってしまうからです
野球でいうとすぐにピッチャーやらされますよね
でも圧倒的な初心者からすると、ストライクなんて入らないし
無駄な期待を受けて、上手くいかなかったら交代させられ、なぜか押し付けられた期待のせいで罪悪感を強いられる
本当に残酷だ
あ
左利きはその先入観のせいで羨ましがられることもあります
そのせいで攻撃を受けることもあります
「わざと左利きにしてるんちゃうの?」
ちゃうわ!
このわけのわからん劣等感からくる、左利き批判はほんま腹たちます
てか、私で言うとちゃんと字書く時右に直しているし、わざとやったら左で書いてますよ
あ
左利きの苦悩はつきない
右利きの人へ
右利きの人へ
あなた達の方が優れている
あとは努力や経験の差
その中9割の人が右利き
ということは、科学者だって、スポーツ選手だって、芸術家だって、音楽家だって
右利きの人が多いに決まってる
ということは利き手なんか関係ない
そう思います
世の中の発明家さんへ
世の中での発明家の人たちへ
レードルやハサミのように左利きの人が苦労するようなものではなく
むしろ両利き用のものをお願いします
わざわざ、左利き用を買わずに済むものをお願いします
あk
そんなわけで、ただの左利きの愚痴でした
ではでは
おやすみ
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